新発田市、胎内市、聖籠町からかけられた119番通報は全て新発田市にある通信指令室につながります。
そこから、管内にある消防署等に出動指令が出され消防車や救急車など通報の内容に応じて、消防車両が出動します。
救急の場合の通報の流れをこれから少しだけ説明させていただきたいと思います。

最初に、火事なのか救急なのかを聞きます。
この時点で大まかな住所(地区)が判明します。


次に一番大切な住所を聞きます。
番地もしっかり、ゆっくり教えてください。
住所が確定した段階で出動する隊が決まり、隊員は出動の準備をします。

新発田消防本部では、NTT東日本や各通信会社と連携し、家庭の固定電話またはIP電話から119番通報された場合、登録されている住所が表示される機能を採用しています。
ですが、間違いを防ぐため再度、通信指令員が確認しますのでゆっくりあわてずにお答えください。
また、携帯電話で通報される場合は住所は表示されません。現在地がわからない場合は近くの目印になる建物やバス停等を教えていただくか、近くのお宅に住所を確認していただければ場所を特定することができます。



次に年齢と性別を聞き、どこが具合が悪いのか、なぜそうなったのかを聞きます。
何時頃から具合が悪いのか、ケガの場合はケガをした時の状況を聞きます。
この時点で出動する隊に指令が出され、出動します。



次にその方の病気やかかりつけの病院、飲んでいる薬を聞きます。
病気やかかりつけの病院を聞くことで、その後の救急隊の処置や搬送先の病院を決める際にスムーズに活動することができるからです。
この時点で救急車はすでに出動しています。話をしている間に救急車の出動が遅くなるという事はありませんので、あわてずにお話を聞かせてください。



最後に電話番号と、電話されている方のお名前をお聞きします。
必要事項を聞き逃した場合など必要に応じて、指令室からお電話させていただく場合がありますので、お名前と電話番号をお聞きします。
通報が終了したら、出動した救急隊に通報の内容を無線で連絡します。

以上が通報のおおまかな流れになります。通報内容や状況に応じてこれ以外の事をお聞きする事もありますが、落ち着いて冷静に答えていただきたいと思います。
また、ご家庭に携帯電話と固定電話の両方がある場合、固定電話で通報をされたほうが、住所の特定が比較的簡単で、確実ですのでお勧めします。



 この2つの画面を操作して通信員は、場所を特定したり、消防隊や救急隊を出動させたりします。
 左の画面が隊を出動させる画面で、右の画面が地図で現場を特定する画面です。

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